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【認知症の食事】口を開かない・下を向く・途中でやめる。我が家が「30分で下げる」と決断した理由

介護・シニアライフ


こんにちは!いっちー&まちゃおです。

認知症の家族を介護しているみなさん、毎日の「ご飯の時間」って、正直ちょっと憂鬱(ゆううつ)になりませんか
「さっきまで食べていたのに、急にピタッとやめちゃう」
「口元にスプーンを持っていっても、かたくなに口を開けてくれない」
「ずーっと下を向いたままで、どうやって食べさせたらいいの…」
我が家も、毎食がバトルのようでした。「ちゃんと栄養をとらせなきゃ」と思えば思うほど、私のイライラは募るばかり。
1時間以上も食卓で粘って、お互いにヘトヘトになっていました。
でも、あるときから「もう30分経ったら下げちゃおう!」と決断したんです。
今回は、我が家がその決断に至った理由と、世間の目との葛藤、手が止まる・独り言をいうリアルな現場のドタバタ、そして下を向いたままでも「これならツルッと食べてくれた!」という本当に助かった食材や100均グッズをリアルにお届けします。

1.「食べないなら下げる」は冷たい?我が家が30分で切り上げる理由

最初は、食べないお皿を前にして、どうしてもサッと下げることができませんでした。

「栄養が足りなくなっちゃう」という心配もありましたが、それ以上に、「周りから、まともに食べさせてないんじゃないの?って思われるのが嫌だった」というのが本音です。

デイサービスの職員さんやケアマネジャーさん、あるいは親戚から、「最近痩せました?」なんて言われたらどうしよう。

「ちゃんと介護してない」「サボっている」と思われそうで、それが怖くて、意地でも口を開けさせようと必死になっていました。

世間の目や罪悪感に押しつぶされそうになりながら、1時間も2時間も食卓にしがみついていたんです。

でも、介護の専門家のアドバイスや我が家での様子を見ていて、ハッと気づかされたんです。

認知症の人が食事を途中でやめたり、口を開かなかったりするのは、ワガママを言っているわけじゃないんですよね。

  • 脳が疲れて、目の前のものが「食べ物」だと分からなくなっている(失認)
  • テレビの音やお部屋の様子が気になって、集中力が切れちゃった
  • そもそも首の筋力が落ちて、下を向くだけで精一杯になっている

本人の集中力や体力の限界は、だいたい30分〜45分。

それ以上ダラダラ続けると、本人が疲れるだけでなく、喉のフタがうまく閉まらなくなって「誤嚥(ごえん:気管に入ってむせること)」の危険がめちゃくちゃ高くなるんです。

つまり、「まともに食べさせなきゃ」と時間をかけるほど、皮肉にも本人を危険にさらしてしまう状態でした。

だから我が家では、お口に近づけても食べようとしないときは、「じゃあ、また後でね!」と30分でサッと下げるようにしました。

これは、世間の目に対する「諦め」ではなく、本人の安全を守るための、そして介護する側の心をこれ以上すり減らさないための「前向きな決断」だったんだなと、今は思っています。

2.途中でピタッと手が止まる…!そして「独り言」との長い戦い

①最初の一口だけ手伝って「脳のスイッチ」を入れる

口を閉じているけれど、最初の一口を食べさせると、その後は思い出したように自分で食べ始めることがあります。

スプーンを本人の手に持たせ、その上から介護者が手を添えて一緒に口に運ぶ「手引き介助」をすると、手の動きを伴うことで脳が食べる手順を思い出しやすくなります。

②独り言を言っている間は、スプーンを口に近づけない

話している最中は飲み込みが不安定で危険なので、一度介助の手を止めます。

本人の話に深く相槌を打つと会話が長引いてしまうので、「そうだね〜」と軽く流します。

③「もぐもぐ、ゴクンしようね」と動作だけを促す

おしゃべりが一段落したタイミングで、「美味しいね、ゴクンしようね」と、食べる動作に意識が戻るような言葉だけを優しくかけます。

手が止まったときも、責めずにまた一口だけサポートしてスイッチを入れ直してあげます。

4.下を向く・かまない時期の「これなら食べた!」神食材

かたいものが噛めなくなってくると、我が家でもレトルトの介護食がメインになりました。

でも、ただおかずを細かく刻んだだけ(刻み食)だと、口の中でポロポロ散らばって、よくこぼすし、むせる原因になります。

特に、常にしたばかり向いている状態のときは、喉が圧迫されているので普通の食事は本当に危険です。

そんな我が家が試行錯誤して、「下を向いていても、お口の中でまとまってツルンと飲み込みやすかった食材」がこちらです。

① つるんとして裏切らない「卵・豆腐系」

茶碗蒸し・卵豆腐:
水分と栄養が同時にとれて、喉越し最高です。
下を向いていても、ツルッと喉に滑り込んでくれます。
カニ玉風のあんかけ豆腐:
お豆腐に「とろみのついた甘酢あん」をかけると、驚くほどお口の中でバラバラになりません。

②パサつきをゼロにする「とろみ・マヨネーズ系」

ポテトサラダ・かぼちゃのペースト:
マヨネーズでしっとり和えたお芋類は、認知症の方も大好きな甘めの味付け。
スプーンから落ちにくく、こぼし対策にもなります。

おかゆ + 卵とじ:
白いご飯は口の中でばらけますが、お出汁と卵でとじたおじや風なら、まとまり感が出て飲み込みやすさが激変します。

毎回作るのも、一苦労なときには、レトルト商品を利用しています

介護用の特別な食器って、専門店で買うと結構お高いんですよね。「毎日使うものだし、失敗したら嫌だな…」と思っていた我が家が行き着いたのが、なんと100円ショップでした!

今や100均の介護・シニアコーナーやキッチングッズ売り場は本当に充実していて、我が家ではこんなものを愛用しています。

内側が反り返ったお皿(すくいやすい食器):

セリアやダイソーのシニア・子ども用コーナーにある、片側のフチが立ち上がっているお皿です。
手が止まりがちな本人でも、スプーンの壁に食べ物を押し当てて片手で上手にすくえるので、こぼす量が劇的に減りました

フタ付きの小分けフリーザー容器 :
レトルトを1食分丸ごと出すと多すぎて残してしまうので、我が家では100均の冷凍小分け容器(離乳食ケースなど)に分けて保存しています。
「食べないな」と思ったら小分けのままサッと下げて冷蔵庫へ戻せるので、食事の無駄がなくなりました。

もちろん、100均のものでも十分大活躍してくれますが、「プラスチック製で軽すぎてひっくり返しやすい」「電子レンジに長くかけられない」というデメリットもあります。

もし「100均ので試してみて良かったから、もっと長く使えて安定感のあるものが欲しいな」と思ったら、陶器製やシリコンの滑り止めがついた専門メーカーのものを1〜2個買い足すのもおすすめです!

6.30分で下げた後の「栄養&お通じケア」に我が家の定番ヨーグルト

「今日のお昼は3口しか食べなかった…」という日、我が家で大活躍しているのがヨーグルトです。

デザート感覚でお口を開けてくれやすいですし、下を向いていてもツルンと飲み込めます。

さらに、活動量が減って便秘になりがちな認知症の「お通じ(排便)ケア」にもなって一石二鳥なんです。

ただ、普通のヨーグルトだけだとカロリーやタンパク質が少し物足りないことも。

そこで我が家では、ヨーグルトにサッと混ぜるだけで栄養価をグッと高めたり、さらにお通じをサポートしてくれるこんなアイテムをプラスしています。

ストックしておくと本当に安心なお守りです!

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7.まとめ:完食よりも「お互いの笑顔」を優先しよう

「一口食べさせると、思い出したように自分で食べ始めることもある」

そんな小さな発見を繰り返しながら、我が家も一歩進んで二歩下がるような介護を続けています。

毎食完食させようと頑張らなくて大丈夫です。

30分で切り上げて、足りない分は食べやすい100均グッズやヨーグルト、便利なアイテムに頼る。

世間の目や「ちゃんと食べさせなきゃ」というプレッシャーから一度そっと降りて、このメリハリをつけるだけで、お互いの笑顔の時間がちょっとだけ増えるはずです。

今日も一日、本当にお疲れ様です。

無理せず、使える便利なものには頼りながら、一緒にボチボチやっていきましょうね。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回の更新時も、よろしくお願いします。
いっちー&まちゃおでした。

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